導入に必要な体制

RPA推進体制パターン

RPA推進体制には、大きく分類すると以下の3パターンの体制があります。

  • 分散型・・・部門で個別に導入を進める
  • 集中型・・・部門横断の推進組織(CoE)が中心に導入を進める
  • 連合型・・・各部門と並列に推進組織が導入をサポートする

これらの中で比較的成功率が高いと言われているのがCoE組織を設けて導入を推進する集中型の体制となります。

CoEの役割

CoE組織の役割は、初期フェーズでは、棚卸しされた自動化対象業務の優先順序付けや要件管理、プロセス定義、テスト支援などを行う「プロセスアナリスト」や、Blue Prism を使ったソリューション構築と開発をリードし開発の標準化をすすめる「シニアプロセス開発者」などの役割が中心になります。

全てをCOEで抱えずに、技術的な役割(設計・実装・テスト)については、外部パートナーを活用されるケースも多いです。

自動化の開発には、何らかの開発の経験があることが望ましいですが、開発経験がない方でも、既存のプロセスを改修・メンテナンスするところから徐々に参画いただくケースもあります。

開発の役割分担

Blue Prism は オブジェクト と プロセス の2つの層に分けて開発を行う仕組みになっています。 このうち オブジェクト の開発にはシステムの知識が多く必要ですが、プロセス の開発については業務の知識が必要になります。

システム開発の経験がある方が主導して、開発のルールやお手本となるオブジェクト、プロセスを整備し、その上で業務知識のある方に開発へ参加いただくことが理想的です。

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