導入に必要な体制

◎ RPA推進体制パターン

RPA推進体制には、主に以下の3つに分類できます。

パターン 特徴
分散型 各部門で個別に導入を進める
集中型 部門横断の推進組織(CoE)が中心となって導入を進める
連合型 各部門と推進組織が並列に協力しながら導入を進める

これらの中で比較的成功率が高いと言われているのが、CoE組織を設けて導入を推進する「集中型」の体制となります。

◎ CoEの役割

CoE組織は、特に初期フェーズにおいて重要な役割を担います。

主な役割と担当者

  • プロセスアナリスト:自動化対象業務の優先順位付け、要件管理、プロセス定義、テスト支援などを担当
  • シニアプロセス開発者:Blue Prismを使ったソリューション構築・開発をリードし、開発の標準化を推進

全てをCoEで抱え込まず、設計・実装・テストといった技術的な役割は外部パートナーを活用するケースも多いです。
また、自動化の開発には、何らかの開発の経験があることが望ましいですが、必須ではありません。
開発経験がない方でも、既存のプロセスを改修・メンテナンスするところから徐々に参画するケースもあります。

◎ 開発の役割分担

Blue Prismはオブジェクトとプロセスの2つの層に分けて開発を行う仕組みになっています。

開発対象 必要な知識
オブジェクト層 システムの知識が必要(操作対象のスパイや設定)
プロセス層 業務の知識が必要(自動化フローの設計・構築)

システム開発の経験がある担当者が、開発ルールやお手本となるオブジェクト・プロセスを整備し、その上で業務知識のある方に開発へ参加いただくことが理想的です。

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